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土地家屋調査士の記述式(書式)では、最後に登記申請書を書きます。ここで、ひな形が覚えられない、どの登記を申請すればいいのか判断が決まらない、という人はとても多いです。
公開されている受験体験記やブログには、こんな声があります。
・「申請書は初期段階では理解に苦しむ点が多く、質問できる環境があればよりスムーズだった」
・「建物のひな形には多くのパターンがあり、覚えるのに苦労した」
・「“分筆すれば地目も変わる”と思い込んで、登記の種類の判断を取り違える」
・「分筆か分合筆か、地積更正が要るのか、そもそもどの登記を申請するのかが決まらない」
申請書が覚えられない・登記の種類が決まらないのは、才能ではなく、考える順番の問題です。順番を整えれば、少しずつ書けるようになります。
申請書の書き方や登記の判断を体系立てて教わりたいなら、アガルート土地家屋調査士講座という選択肢もあります。ただ、まずは下の考え方を見てからで十分です。
申請書のつまずきは、大きく分けて「ひな形の暗記」と「登記の種類の判断」の2つです。それぞれ原因と直し方が違います。
| つまずき | 正体と直し方 |
|---|---|
| ①ひな形が覚えられない | 「なぜこう書くか」を飛ばして丸暗記している。登記の目的と登記原因及びその日付の基本形を先に固めると、申請書全体が見えてくる |
| ②申請人欄で迷う | 「相続人からの申請」「代位申請」などパターンがある。誰が申請人になるかを型で分けて覚える |
| ③登記の種類が決まらない | 「分筆すれば地目も変わる」といった思い込みで因果を取り違える。事実関係を整理してから、必要な登記の種類を決める順番にする |
| ④そもそも見解が割れる問題もある | 令和5年の土地は二筆分筆か三筆分筆かで予備校の解答速報が割れ、法務省が複数正解を認めた。まれにこうした問題もあるので、確実な論点を落とさないことが大事 |
つまり、申請書が書けないのは「暗記量が足りない」からではなく、なぜこう書くかを飛ばして丸暗記し、事実関係と登記の種類を切り分けないまま解こうとしているから、というケースがほとんどです。
いきなり複雑なひな形を丸ごと覚えようとすると、パターンの多さで手が止まります。順番が逆です。まずは登記の目的と登記原因及びその日付の基本形を固めるのが早いです。ここが決まると、申請書全体の骨組みが見えてきます。当サイトには、その基本形と登記の種類の判断を整理した記事があります。
ひな形そのものは、繰り返し書いて手に馴染ませる部分もあります。覚え方が続かないというときは、暗記の回し方の記事もあわせてどうぞ。
ここまでの順番で、申請書の骨組みと登記の種類の判断は自分で立て直せます。ただ、正直に言うと、独学では埋めにくい部分もあります。
それは、「なぜこの登記になるのか、判断の理由を言葉で確かめたい」ときと、「自分の書いた申請書が合っているのか、独りでは判断できない」の2つです。前者は理由を口頭で教われば早い部分、後者は添削してくれる人がいないという独学の弱点です。
この2点だけは、テキストと独学ではどうしても埋まりにくい部分です。登記の判断や申請書の書き方まで、理由から教えてくれる講座を「弱点補強」として使う人も多いです。申請書でつまずく人には、アガルート土地家屋調査士講座が評判です。向き不向きや料金は評判・特徴の記事で確認できます。
Q. 申請書のひな形は、まず全パターンを丸暗記してから理由を考えるのが正しい。○か×か。
×。登記の目的と登記原因及びその日付の基本形を先に固め、「なぜこう書くか」を押さえると、ひな形が定着しやすくなります。理由を飛ばした丸暗記は忘れやすいです。
Q. 「分筆すれば地目も自動的に変わる」ので、分筆と地目変更はセットで考えてよい。○か×か。
×。事実と登記の種類は別です。まず事実関係を整理し、そのうえで必要な登記(分筆・地目変更・地積更正など)を一つずつ判断します。思い込みで結びつけると判断を誤ります。
申請書が覚えられない・登記の種類が決まらないのは、才能ではなく、なぜこう書くかを飛ばして丸暗記し、事実と登記を切り分けていないだけです。登記の目的と原因の基本形から固め、事実関係から登記の種類を決めれば、少しずつ書けるようになります。
まずは当サイトの登記の目的・原因の基本形で骨組みを押さえ、「判断の理由を確かめたい」「添削がなくて不安」というときに講座の力を借りる。この順番で十分に間に合います。焦らず、手を動かしていきましょう。
※PR(広告)/料金・特典・合格率は公式で最新の内容をご確認ください。
参考にした情報
受験生の声は、公開されている受験体験記・ブログ・Q&Aサイトで語られている悩みをもとにしています。令和5年度の土地の設問で解答が分かれた点は、複数の解説記事および法務省の公表内容で確認しています。
※登記の種類の判断や申請書の記載は、最新の法令・準則でご確認ください。教材・講座の価格や合格率は各公式で最新の内容をご確認ください。内容確認日:2026年7月6日。
書式(記述式)の基礎
まちがえやすいポイント
「分筆すれば地目も変わる」のように、事実と登記の種類を混同しないこと。まず問題文の事実関係(どの土地がどう動いたか)を整理し、そのうえで必要な登記の種類(分筆・地積更正・地目変更など)を決めます。この順番を逆にすると、申請書の書き出しでつまずきます。